$ 0 0 原 節子(1920~2015)日本映画界の伝説の女優。戦前から戦後にかけて日本映画の黄金時代を体現。代表作は多数、終戦後の未亡人としての女の在り方を描いた『東京物語』は映画史上最高傑作と云われている。 1963年小津安二郎監督が亡くなり、その通夜に出席したのを最後に原節子は女優業を事実上引退し、以降表舞台には一切姿を見せなくなった。晩年は鎌倉市で暮らしているとされた。劇作家の高橋治は、原節子が「小津の死に殉じるかのように」公的な場から身を引いたと表現している。