公開練習で鍛え上げた腹筋を披露するモデル女子ボクサーの高野人母美
[2013年12月19日]
モデルの女子ボクサー高野人母美（ともみ＝26、協栄）が、自身初の男子選手との計100回スパーリングでプロ４戦目に備える。
2013年12月31日に東京・大田区総合体育館で大石久美（30＝ワタナベ）とスーパーフライ級４回戦で対戦する高野は、18日、都内の所属ジムで練習を公開。既に同門の16歳の練習生・前川廉と80回以上のスパーリングを消化したことを明かした。今後の調整で100回を超える予定で「こんなに男子とスパーするのは初めて。女子とは違う速さがあり、勉強になった」と収穫を口にした。
ジム移籍初戦で猛練習を重ね「体形が変わり、腹筋も割れました」と自慢の肉体も披露した。
本職がモデルのため、プロ意識も高く「計量で相手選手に迷惑がかからないようなサプライズを考えます」と予告。来年から本格的に世界ベルトを目指すため、年内最後の試合を鮮やかに締めくくるつもりだ。
高野は「男性社会であるボクシングで女性の憧れであるウエディングドレスを着てきた」とドレス着用の理由を語った。
ひとつ200ccの豊胸用のシリコンパッドを２つ胸に入れたまま計量に臨んだ高野だが。
最初の計量で600グラムオーバーだった高野は豊胸用のシリコンパッドを２つ外して最計量に臨んだ。
シリコンパッドと髪飾りを外してリミットいっぱいの52.1キロで計量をクリアした高野。
身長177センチでモデルも務める高野。スレンダーな体型を披露した。
シリコンを入れ直して記念撮影に応じる高野。84センチのＤカップから90センチのＦカップになるという。
身長177センチの高野だけにリーチの長さも目立つ。
計量後は引き締まった表情で撮影に応じる高野。
９頭身美女モデルボクサーとして注目度上昇中の高野人母美（たかの・ともみ／協栄）が大みそか2013年12月31日、東京・大田区総合体育館でボクシング女子スーパーフライ級４回戦に臨み、大石久美（ワタナベ）に２Ｒ1分25秒、ＴＫＯ勝利を収めた。
サウスポーの大石に対し、高野は長身を活かし懐を深く保って展開。大石の左フック、左ストレートを浴びる場面もあったが、打ち下ろしの右ストレートを巧打して対抗。最後は大石の左ストレートを浴びた後で右ストレートから猛然と打ち返し、左右ストレートでラッシュに入ったところでレフェリーが試合をストップした。しかし客席からはストップに対し「早い」という声も聞かれた。
これで４戦４勝（３ＫＯ）無敗となった高野は試合後、マイクで「来年は１つ１つ成長していきたい。」と語った。
２回ＴＫＯ勝ちしモデルポーズをとる高野（撮影・江口和貴）